Thursday, January 18, 2007

生活不活発病

生活不活発病、豪雪も契機 富山の調査 2割発症
2007年01月18日15時24分
 豪雪災害を機に、元気だった高齢者の約2割が歩けなくなるなどの「生活不活発病」になり、うち約3割が数カ月たっても回復していない――。そんな実態が、富山県南砺市で実施された厚生労働省研究班の調査で分かった。「見えない被災」といわれる生活不活発病は、新潟県中越地震(04年)の際に多発し、注目された。高齢化社会の災害被害として新たな対策が求められている。19日に名古屋市で始まる日本集団災害医学会で発表される。
 生活不活発病は、災害による生活環境の変化をきっかけに、それまで自立した生活をしていた高齢者が介助を必要とする状態になることをいう。雪で外出しにくくなったり、避難所に閉じこもったりして、体を動かす機会が減ることが原因とみられる。
 国立長寿医療センター研究所(愛知県大府市)の大川弥生・生活機能賦活(ふかつ)研究部長らが、05年末から06年初めにかけて豪雪災害に見舞われた南砺市で、要介護認定を受けていない65歳以上の3080人に聞き取り調査した。回答した2955人のうち、約2割にあたる568人が「病気やけがをしていないのに、大雪の前に比べて歩行が難しくなった」と答えた。うち159人は、発症から数カ月たっても以前の状態に戻っていなかった。
 生活不活発病は放っておくと回復が難しい。大川部長は「自治体が災害マニュアルなどに対策を明記する必要がある」と指摘する。予防には、こまめに体を動かす▽家庭や地域で役割を持つ▽必要以上の手伝いや介助を受けない――の3点が大切という。

asahi.comから
 お年寄りっていっぱい動いている人の方が元気だもんねぇ。

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