Monday, April 30, 2007

目の不自由な夫婦がホーム転落

目の不自由な夫婦がホーム転落、電車と接触し重傷 大阪
2007年04月29日21時40分
 29日午後2時半ごろ、大阪市天王寺区のJR大阪環状線桃谷駅で、目が不自由な夫婦が、外回り普通電車(8両編成、乗客約500人)が駅に入ってくる直前にホームから線路に転落した。夫は電車に右腕を引きずられて重体。妻も肩やあごを骨折するなど3カ月の重傷を負った。夫婦は生野署の調べに対し、電車が近づいてきたことに気づいた後、ホームで停車したと勘違いして乗り込もうとして転落したと話しているという。
目の不自由な夫婦が転落したプラットホーム=29日、大阪市天王寺区のJR桃谷駅で
 調べでは、夫婦は同市生野区生野西3丁目、鍼灸(しんきゅう)師の恵坂弘昌さん(70)と妻の幸子さん(69)。弘昌さんは目が見えず、幸子さんも弱視で、手をつないで歩いていた。電車の運転士は2人に気づいてブレーキをかけたが、間に合わなかったという。
 幸子さんは「電車がすでにホームに入って停車した感じがしたので、乗ろうとしたが、まだ電車が来ていなかった」と話しているという。当時、向かい側のホームには、色の同じ内回り電車が停車しており、同署は幸子さんが自分たちの乗ろうとしていた電車と間違えた可能性もあるとみて調べている。
 ホームの端の手前には点字ブロックが線路と並行して敷かれているが、夫婦は電車に乗り込むつもりで踏み越えてしまったらしい。夫婦は市内の百貨店に買い物に行く途中だった。
 JR西日本によると、同線には、新幹線や一部の私鉄などで導入されている、電車到着時だけ開くホームドアや可動式さくは設置されていない。構内放送は電車が駅に入ってくる直前にはあるが、次は客が乗降した後の発車直前で、停車直後やドアが開いたことを伝える放送はないという。当時、転落場所の近くに駅員はおらず、電車の警笛などで事故に気づいたという。
 電車の乗客にけがはなく、この事故で同線などが約1時間運転を見合わせ、計51本が運休、計29本が遅れ、約3万8千人に影響した。

asahi.comから
 目の不自由な方が安心して乗車できるようになっていないんだねぇ。

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