武田キリン食品
武田キリン食品 初の海外営業拠点 上海が有力候補 キリングループの調味料メーカーの武田キリン食品(東京都中央区)は、中国に同社初の海外営業拠点を年内に新設することを明らかにした。新設する中国の営業拠点は、キリングループの連携強化を図るため、キリンビールやキリンビバレッジが進出ずみの上海市が有力候補。開設当初は駐在員事務所として情報収集から開始する。 韓国の調味料メーカーの大象(ソウル市)とのインドネシア生産合弁会社が年内に稼働するのに合わせ、調味料需要が拡大している中国での事業を拡大する。 同社は2002年4月に武田薬品工業とキリンビールの合弁でスタートしたが、今年4月1日付でキリンビールの全額出資子会社となり、社名も「キリンフードテック」に変更する。 主力事業は加工食品に使用する核酸系うま味調味料で、ハム・ソーセージなどに使用する増粘安定剤などの食品添加物も手がけている。 07年度の売上高は約270億円の見通し。商社や現地販売代理店経由で世界中に輸出しているが、独自の海外営業拠点はなかった。 核酸系うまみ調味料の世界市場は1万7000トン。国内市場は頭打ちだが、海外市場の伸びを背景に年率6、7%成長している。特に中国は10%増と伸び率は高い。世界市場に出荷しているメーカーは同社のほか、味の素、韓国のCJ、大象の世界4社だけとなっている。 ◇ 【用語解説】核酸系うま味調味料 カツオ節とシイタケのうま味成分と同じ成分を糖から作った調味料。同様に抽出した昆布のうま味調味料はグルタミン酸ソーダ。味の素の「味の素」と武田キリン食品の「いの一番」の成分の大部分はグルタミン酸ソーダ。 うま味調味料の世界市場のうち、グルタミン酸ソーダは160万~170万トンと核酸系うま味調味料の100倍だが、核酸系うま味調味料の価格はグルタミン酸ソーダよりも10倍高い。フジサンケイビジネスアイから
調味料ってちょっとなんだけど、売れるからいい値になるのかなぁ。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home