Monday, February 05, 2007

クローン食品

クローン食品を「オーガニック」と呼べる? 消費者団体反発
【ワシントン=渡辺浩生】米食品医薬品局(FDA)が安全性を認めたクローン食品について、有機飼育した場合に「オーガニック(有機食品)」と表示できるか否かの論争が起きている。米紙ワシントン・ポストが報じた。クローンは、「遺伝子複製」で、FDAはオーガニック表示ができない「遺伝子組み換え」とは別ものとしているが、消費者団体は「クローン食品は、オーガニックと認められない」として反発している。
米で論争、今春にも結論
 遺伝的に同一の個体を作るクローン技術で生まれた牛などの食品について、FDAは先月末、「安全性に問題がない」と食用として承認する方針を決めた。
 良質な肉やミルクがとれる牛の量産が期待でき、バイオ業界は「有機法で育てたクローン牛の肉やミルクは『オーガニック』と表示できる」と主張している。
 FDAは、1997年に「オーガニック」の認定基準を作成。家禽(かきん)類は「生後2日目から有機管理下に置く」とし、有機生産された飼料や牧草で育て、成長促進ホルモンの投与は禁じている。クローン牛をこれらの基準に従って育てることは可能というわけだ。
 これに対して、消費者団体は、クローン食品は、オーガニックに認められていない「遺伝子組み換え食品」に該当するなどと反発している。
 確かにFDAの基準では、家禽類の遺伝子組み換えや細胞融合による生産を除外している。
 一方でFDAは、クローン技術を遺伝子の「複製」とし、遺伝子の「組み換え」とは区別。先月クローン食品の予備的承認を下した際にも、遺伝子組み換え食品の適用はしていない。
 世論調査では消費者の半数がクローン食品を「購入しない」と答えている。安全性のお墨付きである「オーガニック」食品にクローン食品が含まれれば、消費者の信用を失いかねない。
 FDAは諮問委員会の判断を待ち、今春にも結論を下す方針だ。

産経新聞より
 そうだねぇ。どうだろうねぇ。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home