Monday, February 18, 2008

最新医療、ベトナムで指導 

<前田倫医師>最新医療、ベトナムで指導 麻酔治療、心構え・術後のケアも /兵庫
2008年2月18日(月)10:25

 ◇日本の技術、海外へ 西宮市立病院の医師

 ベトナムの山岳部で医療技術を指導するため、西宮市立中央病院の麻酔科・ペインクリニック科部長の前田倫(りん)医師(48)が17日、単身で同国に向かった。前田医師は派遣前に西宮市役所で開かれた記者会見で、「医療技術の発展に麻酔治療は欠かせない。自らの経験で救われる人を一人でも増やしたい」と意気込みを語った。【生野由佳】

 派遣先は、首都ハノイから北約300キロの山岳地帯にあるバッカン省パクナム郡病院。これまで高度医療施設はなく、緊急の場合は車で片道2時間以上かかる都市部の省病院まで搬送しなければならなかった。搬送費用が高額で、患者の生活を圧迫するケースも多いという。

 事態を重く見た国際協力銀行が昨年末、麻酔機材など最新機器を提供し、手術ができるようになった。

 前田医師は04年と06年にボスニア・ヘルツェゴビナで手足を失った地雷被害者の疼痛(とうつう)治療を行うなど、発展途上国への技術指導を続けている。コーディネートを担ったNPO法人「AMDA社会開発機構」を通じ、白羽の矢が立った。

 派遣は3月16日までの約1カ月間。郡病院を拠点に公立病院を巡って、手術に必要な麻酔医の作業手順や、術後の患者のケアなどを指導。必要に応じて痛みを和らげる「ペイン・クリニック」の治療も行う。前田医師は「手術の片腕を担う麻酔治療は重要性と危険性を担う『命の番人』であるという心構えを、医療技術と共に、しっかり伝えたい」と話している

gooニュースから
 そうやって、医療が広がっていくんだねぇ。

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