Monday, September 25, 2006

丹波哲郎

丹波哲郎さん 84歳大霊界へ里帰り

眠るように静かに逝った丹波哲郎さん Photo By 共同
 映画「砂の器」や「007は二度死ぬ」など国際的にも活躍した俳優の丹波哲郎(たんば・てつろう、本名正三郎=しょうざぶろう)さんが24日午後11時27分、肺炎のため東京都三鷹市の病院で死去した。84歳だった。関係者によると、先月はじめに肺炎の疑いがあり入院したが、24日夜に容体が急変して帰らぬ人となった。豪放な演技と霊界について愛きょうたっぷりに語るちゃめっ気で、幅広い世代に親しまれた。  豪胆な人柄と天性の明るさで、どんな場でも沸かせた丹波さんが、眠るように静かに逝った。 長男で俳優の義隆(51)は最期をみとった後、25日朝からテレビ東京のドラマ撮影のため富山へ向かった。最愛の父の死に「大霊界へ、帰っていったんだね。里帰りだね。苦しまず、誰にも迷惑かけることなく、丹波哲郎らしい最期だった」と話した。 関係者によると、先月上旬、微熱を出し、肺炎の疑いもみられたことから入院した。治療後は経過も良好で、亡くなる前日の23日の検査でも肺に異常はみられなかった。翌24日も「元気いっぱいで食欲も旺盛。夜8時に就寝する前にはお風呂にも入って気持ちよさそうにしていた」(事務所担当者)という。 しかし、午後9時ごろに容体が急変。停止した心臓をマッサージするなど緊急治療を施したが、最後は家族全員にみとられて息をひきとった。あまりに突然だったため、側近も「日常の会話をしていたため、最後の言葉が何だったのか思い出せないほど。ただ、いつも言っていたのは“明るく、素直に、あたたかく”。これが丹波のモットーでした」と話した。 悲報を知り、東京・杉並区の自宅には後輩の俳優里見浩太朗(69)が駆けつけた。遺体と対面し「耳元で“悔しいよパパ。いま84歳は若いよ”と声をかけました。もう一度、本音を語り合いながら一緒に仕事をしたかった」と肩を落とした。 最後の仕事となったのは公開中の映画「日本沈没」。ヒロインの柴咲コウ(25)の祖父役で、写真のみの出演。昨年8月に都内スタジオで撮影した際の様子を、樋口真嗣監督は「やせてはいましたが、いつも通りの丹波さんで軽口も出ていました」と明かした。義隆の妻でマネジャーの久美夫人は「何より仕事が好きな人だったので、早く現場復帰したいなあと漏らしていた」と話した。

スポニチより

 丹波さん、逝っちゃったんだぁ。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home